2013/10/26

Ubuntu 13.10へのアップグレード

Ubuntuのアップグレード実施


13.10へのアップグレード通知がきていたのでアップグレードしてみたところ、いくつかトラブルがあったのでメモ。
  • GUIでログインすると操作不能
  • IBusの仕様変更
  • Chromiumでの拡張機能動作不良
  • ディスプレイのスリープ不可

GUIでログインすると操作不能

ログイン画面でパスワードを入力すると13.04で使用していたユーザでログインはできる。
しかし、その後は背景画像とマウスカーソルが表示されているだけでそれ以外には何も表示されない。

マウスをクリックしても特に何も起きない。
もちろんキーボード入力も意味がない。(NumLock On/OffでLEDは点灯消灯するので、生きてはいる) 

また、Ctrl-Alt-F2 で別のコンソールに切り替えても、ディスプレイ上の表示は変わらない。
ただ操作自体はできているようで、(目隠し状態で)ログインして shutdown -h now 等実行することは可能だった。 

ちなみに、試しに他のマシンからSSHでログインしてみたところ、通常通り操作可能。
SSHでログインして.xsession-errorsを見ると、init: dbus pre-start terminated status 2といったことが書かれていた。(細部はうろ覚え)

 もう他に打つ手が思いつかなかったので、試しに別のユーザを作成してログインしてみた結果…
ふつーに表示できている!(何故?) 
これはどこかの設定がおかしいのだろうと思い、事象が発生しているユーザの設定系を全部renameしてみた。
しかし、状況は変わらず。

手詰まりになってしまったため、新しいユーザに古いユーザの設定をすべて移行してこちらを使うことにした。

IBusの仕様変更

上記のトラブルを乗り越え13.10を使い始めたものの、早速次のトラブルに遭遇。
日本語入力はどうやるの?

IBusの設定を見ても、以前あった日本語入力ON/OFFキーの設定がなくなり、次のインプットメソッドだけになっていた。
ちなみに、この次のインプットメソッドの設定はmozcやAnthyといったインプットメソッドを切り替えるキーの設定で、日本語入力ON/OFFを行うキーではない。

どうやら、Ubuntu 13.10に入っているIBus 1.5は以前と仕様が変わってしまった模様。

当座の解決策としては、インプットメソッドとしてmozcやAnthyを選択した状態のままにしておくこと?
とりあえず、mozcやAnthyが選択されていれば全角半角で日本語入力ON/OFFを切り替えられた。
アイコンは変わらないので入力するまで日本語入力が現在ON/OFFどちらなのかわからず、使いづらいが…

なお、IBusの代わりにFcitxを使うという解決策もあるらしいので、乗り換えようか検討中。

Chromiumでの拡張機能動作不良


Chromiumの拡張機能のうち、表示されている要素を書き換える系のものがうまく動いていない。
例えば、通常Adblock Plusでブロックされた要素は非表示となるハズだが、現在は(画像の読み込みはブロックされているが)要素そのものは残っている。

何かの設定が影響しているのかと思っていじっているが、今のところ原因不明。

このままでは使い勝手が悪いので、メインのブラウザはFirefoxに戻した。
ただ、最近はAndroidからPCへURLを送るphone2chromeという拡張機能をよく使っていたので、Firefoxでそれ相当の拡張機能を探さなきゃいけないのがちょっと面倒…

(追記)
しばらくぶりにchromiumを使ってみたら、Adblock Plus等が問題なく使えるようになっていた。
このときになぜ使えなかったのかは相変わらず不明。

ディスプレイのスリープ不可


ディスプレイがなぜかスリープしない。
原因はなんだろう?

2013/10/07

CEATEC2013

CEATECへ行ったので、感想をつらつらと。

全体的に

数年前からだいぶ元気がない感じだったが、今年もそこまで回復してない印象。
去年/一昨年はHEMSとかのエネルギー関係が多かったけど、今年はそれが少し減った分4Kが増えた感じ。
ブースの数は減ってる気がする。

メーカブース


SONY

  • 4K有機ELディスプレイがとっても綺麗
  • 最近話題のレンズスタイルカメラ(DSC-QX100)は、コンセプトはおもしろいんだけど結構使い勝手が悪い印象 ソフト改善で何とかなるか?

SONYブースの4K有機EL



富士通&三菱

  • 展示内容がバリエーションに富んでて見応えがあった
  • 特に富士通の参考出展エリアがおもしろかった

富士通の参考出展 FingerLink


富士通の参考出展 FingerLinkを実際に操作している様子。
テーブルに置かれた紙をスキャン&指の位置を検出してクリック動作&紙の位置に合わせて情報を表示。



Panasonic

  • 富士通や三菱と対照的に「4K」一本に絞った潔い展示
  • 4K TV、4Kタブレット、4Kカメラ、etc...

Panasonicブースの4K有機EL



SHARP

  • 一部コンセプト展示(コールドモックレベル)はあったけどほぼIGZO一色
  • 通常の液晶ディスプレイ以外にもMEMS IGZOとかもあった
  • あまりにIGZOに偏りすぎていて、「亀山モデル」の失敗を繰り返さなければいいけど… と心配になるレベル



東芝&NEC

  • 富士通&三菱とPanasonic&SHARPの中間くらい 良く言えば普通、悪く言えば印象に残らない



DoCoMo

  • 今年は端末の展示がほとんどなくてコンセプト展示がメイン
  • コンセプト展示のメガネ型デバイスはおもしろいんだけど 普及はまだまだ先な感じ

メガネ型デバイスを使って紙のノートの上にディスプレイ(というかタブレット端末)があるように見せるコンセプト展示。
ノートを近づけたり遠ざけたりするとそれにあわせてディスプレイの大きさも変わる。



車系メーカ

  • 家電の遠隔制御とかスマートフォンを使った話とか去年よりもCEATECっぽい展示が増えた
  • DENSOのワインセーバーはもうちょっと安かったら欲しいところ

DENSOのワインセーバー



ASKANET

  • 去年出していた空中ディスプレイにセンサをつけて より実用的な展示
  • とてもおもしろい製品なのでぜひマスプロダクトになってほしい

htc One XのOTAアップデート


去年台湾へ行った際に海外旅行時用にと買ってきてあったhtc One X(SIMフリー)を起動してみたら OTAアップデート(4.18.709.5)がきていた。

ということで早速当ててみたが、失敗。

これまで自分がやった作業を思い出しつつ復旧作業を行った。

odexファイルの差し戻し


以前、アンテナピクト問題解消のためにodexファイルのを差し替えていた。
こういったSystemファイルん書き換えはおそらくチェックでひっかかるだろう、ということで戻すことに。

戻す手順は下記の通り。
  1. bootloaderに入り、fastbootを使ってCWMで起動
  2. CWMでの起動後、adb(root権限)で端末へ入り、ファイルを元に戻す
  3. 再起動
しかし、このときにもいくつか問題が発生した。

bootloaderに入れない

Shutdown後Volume down+Power でbootloaderに入れるはずなのだが、通常通り起動してしまう。
 調べたところ、設定の電源メニューにある「高速起動」のチェックが入っているとbootloaderに入れないらしい。
高速起動を外して実行したところ、無事bootloaderに入れた。

fastbootでCWMが書き込めない

fastbootで書き込もうとしても、応答しない。
また、fastboot devicesを実行すると、下記のメッセージが出る。
no permissions fastboot
LinuxなPCで作業する場合、fastbootをroot権限で起動しなければいけなかった。
ということで、sudo fastboot ...と実行。

ちなみに、実際はこの手順は不要だった。(後述)

recovery領域の復旧

odexファイルの差し戻しを行なってもOTAで失敗した。 

しかしここで気づいたのだが、よくよく失敗画面を見てみると、CWMが起動している。
そして、エラー内容はファイルが見つからない、とのこと。

 試しにinstall zip from sdcardでOTAファイルを指定すると、verifyで失敗。 
あまり記憶にはなかったが、どうやらrecovery領域をCWMに書き換えていたらしい。
recovery領域を戻す方法を調べたところ、recovery領域のバイナリを発見したのでそれを適用。

recovery領域を元に戻した後でOTAを適用すると、無事適用完了!

参考